美肌と紫外線と肝臓の三角関係

日焼け止めの基礎知識

紫外線対策といえば、UVクリームや日除けの防止が一番に思い浮かびます。
もちろん女性としては気をつけたいことですが、もっと根本的に身体へアプローチする方法もあります。

露出した臓器とも言われる肌。
肌が美しいのが美人の条件というのは、健康な臓器を持っている証とも見ることができます。

今日は、そんな中でも「肝臓」について調べてみました。
肝臓は、デトックスの臓器として有名。カフェインやお酒などを処理してくれる所として知っている人もいるかもしれませんが、その他こんな面も持っています。

美肌と紫外線と肝臓の関係

肝臓は、肋骨の右下半分くらいの位置にあり、1キロから2キロくらいの重さがあります。

知られていませんが、肝臓はひとの体にある臓器の中で1番大きな臓器。胃や腸は、テレビでもよく特集されていますが、肝臓ってそういう意味でも縁の下の力持ち的な存在なんです。

肝臓の三大機能
肝臓には大きく分けてこの3つの働きがあります

・代謝
・解毒
・胆汁の作成と分泌

代謝

食べた食べ物は、胃や腸にいくという意識はありますが、実は肝臓では代謝が行われています。
タンパク質や脂肪などをエネルギーに変えてくれる、とっても重要な作業がこの肝臓で行われています。

解毒

飲んだお酒のアルコール分解も肝臓がしてくれます。
毎日お酒を飲んでいる人、珈琲や紅茶などのカフェインを摂っている人の肝臓は、実はフル稼働しています。たまには禁酒デーやノンカフェインデーをつくって、肝臓を休ませてあげることも大切。

アルコールを飲み過ぎると、脂肪肝にもなりやすくなってしまいます。何事も、適量を守るというのが大切なのかもしれません。この他にも、老廃物や薬の分解もありますが、できれば入れたくないものですよね。

胆汁

肝臓では、胆汁がつくられます。
胆汁というのは、黄色い液体で、老廃物を流してくれたり、脂肪の消化吸収のときに作用します。

他:胎児の造血

これ、意外と知られていないかもしれません。
私も以外だったのですが、胎児の血をつくっている場所でもあるみたいです。

別名、沈黙の臓器・怒りの臓器

肝臓は、「沈黙の臓器」とも言われています。
めちゃくちゃダメになるまでは、痛いなどの異常を発することがないことからそう言われています。肝臓に異変を感じた時にはかなり大きなダメージを受けていることが多いのでこんな名前がついています。

東洋医学では「怒り」の臓器とも言われています。
発散できない怒りを溜め込むと、肝臓が悪くなるという意味合いもあります。感情と臓器の関係は、他にも調べてみると面白いですよ。

紫外線や美肌とどんな関係があるの?

肝臓の解毒作用がしっかり働いていれば、肝臓で毒が分解され、血液もサラサラとキレイに流れてくれます。しかし、肝臓が弱って解毒しきれないと、汚れた血液が体中をめぐることになるのです。血液が汚いと、血色も血流も悪くなり肌色も悪くなります。

肌や身体の老廃物をうまく分解できない身体は、当然できたシミやシミの原因となる成分へのアプローチの力も弱まります。

具体的には、健康な肝臓は黒色メラニンの活性化を防ぐグルタチオンを合成しますが、弱った肝臓はこの合成力が弱まります。当然、シミやくすみの原因となるわけです。

肝臓が健康なときと弱っている時では、日焼けとUVからできたシミが定着するか消えるかに大きく関わってきます。最近の日焼け止めサプリには、この肝臓にアプローチするハイチオンエキスという成分が入っている「ホワイタス」等もありますが、こんな意味合いがあるのです。

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