ナノ粒子の利点は?何がいいの&何で使われるようになったの?

日焼け止めの基礎知識

今日は、気になるナノ粒子について書いていきます。

最近は、ナノ粒子だとかノンナノとHPに記載のある日焼け止めも出てきています。

化粧品のナノ粒子については、聞いたことはあるけど、よく分からないという人も多いのではないでしょうか。ナノについては、これからシリーズで書いていくので参考にしてみてくださいね。

ナノ粒子は、一体何が不安なの?

 

一体、なんでこんなのナノ粒子が騒がれているのでしょうか。
一言で言うと、小さすぎて肌から体内に入ってしまうかもしれない、というのが不安なんですよね。

経皮吸収してしまうのではないか、ということです。

でも、この不安要素だけだったら使われないですよね。
良いことがあるから、使われるようになったのです。ノンケミカルやオーガニック系の日焼け止めを探していると、なかなか知ることがなさそうはナノを使うことのメリットについて書いていきます。

ナノ粒子を使うメリット

簡単にいうと、使用感が良くなってUV効果がアップする、ということです。ナノ粒子を使うと良いこともあるから使われるようになったんですよ。

1,白浮きしにくくなる

酸化亜鉛や酸化チタンって、そのままの大きさで日焼け止めを作るとかなり白くなります。日焼け止めを塗ると白くなるのは、成分の特徴なんです。

でも、白浮きすると不自然で見た目が良くないですよね。
で、粒子サイズを小さくすれば、白から透明っぽくなるらしいので、白浮きしにくくなります。
※私が実験した訳ではないですが、ナノ粒子サイズになると、透明か青っぽくなるみたいです。

2,伸びがよく使用感が上がる

ナノ粒子にすると、伸びが良くてサラッとした感じになります。
ベタベタ使用感ではないので、塗る時に気持ちが良いのは圧倒的にナノ粒子の方です。

3,UVカット効果が上がる

ナノ粒子でない紫外線錯乱剤よりも、ナノ粒子の紫外線錯乱剤の方がUV効果は高いです。粒子が小さいから表面積が大きくなるんです。
要するに、肌にピチっと隙間なくついてくれるのでUV効果が上がるということです。

ナノ粒子を使うと、少ない紫外線錯乱剤の量で、しっかり紫外線を防ぐことができるんですよ。

(だから、SPF30以上の日焼け止めにはナノ粒子が使われているのがほとんどです。筆者はすべてを調べた訳ではないので断定できないですが、紫外線錯乱剤でSPF30以上ならほぼなの粒子とみています。ただ、紫外線吸収剤によるUVカットの場合はまた話が違ってきますが…)

ナノ粒子まとめ

ある程度の小さいほうがいいけど、小さすぎてもNG…。
小さいほうが白浮きしなくてUV効果も高いけど、経皮吸収も気になるところ…。

なかなか難しい問題ですよね。

でも、ナノ粒子を心配しすぎるあまり、炎天下の元で日焼けするのもイヤです。

自分が何を求めているかを把握するべし

最終的にはこうなります。

多少、使用感が悪くなっても徹底的に安全性にこだわりたいのであればノンナノを。
現代の医学ではほとんどが「安全性の問題なし」とされているので、やっぱり使用感は重要!という人はナノ粒子のある方を使う。

こういうことになります。
好きな方を選べるので、納得したものを使いたいですよね!

幸い、いまの日本では、ナノ粒子の日焼け止めとナノ粒子を使っていない日焼け止めと2種類があります。ナノを使っている・使っていないを公表しているメーカーや、問い合わせれば答えてくれる化粧品メーカーもあります。

大切なのは、自分の中で判断基準を作ることです。

このサイトでは、そんな判断基準の作り方や目安なんかも紹介していきます。参考にしてみてくださいね。

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