夏になると、「紫外線をお肌から守る」とか「UVケア」とかいう言葉がCMや雑誌でよく言われるようになります。
紫外線にはUVAとUVBがあって…というのは有名ですが、そもそも紫外線って何なんだろうと思うと、上手く説明するのは難しかったりしますよね。このページでは、そんな紫外線の基本情報についてをまとめていきます。
紫外線=太陽光線
当たり前ですが、紫外線は太陽光線です。
太陽光線は、波長の長さでいくるかの種類に分けられています。X線や赤外線という言葉も、太陽光線を波長によって分けたものなんですよね。
そして、太陽から降り注ぐ光のなかで、1番波長が短いものを「紫外線」と呼んでいます。ちなみに、1番波長が長いのは「赤外線」と言われています。紫外線とは逆ですね。
紫外線の種類
紫外線にはUVAとUVB,そしてUVCの3種類があります。
昔はUV−AとUV−Bのみでしたが、最近はちょっと種類が増えているんです。
この種類は、波長の長さによって分けられています。
UVB/315~280nm
UVC/280nm以下
ちょっとむずかしいですよね。
日本語で解説するとこうなります。
UVAについて
紫外線の中で、1番波長が短い光です。
日本ではPAの「+」で表示されています。PAは「+」の数で効果の強い・弱いを図ります。PA+、PA++の順番に大きくなり、最大はPA++++です。
UV-Aの肌への影響
UVAは、肌の角質や表皮を通り抜けて、真皮にまで届くといわれています。
シミやシワ、たるみの原因になります。コラーゲンなんかも減らしてしまいます。
UVAは、曇りの日でも、ガラス越しの室内でも降り注ぐやっかいな光でもあります。
活性酸素を発生!
角質まで届いたUVAは、「ポルフィリン」という成分に吸収されるときに活性酸素をつくると言われています。
最近では、UVAの1つの種類として、ロングUVAやディープUVAなどにも対応する日焼け止めも出てきています。
UVBについて
紫外線の中でも、315~280nmの波長の紫外線のことをいいます。
日焼け止めでは「SPF」の数値で表されます。現在の日本では、SPFは50+が最高の表記となっています。
UV-Bの肌への影響
皮膚が赤くなるサンバーンを引き起こします。
海やプールなどに行って、肌が真っ赤にやけるのはこのUV−Bのしわざです。
メラニン色素を増やして、色素沈着やシミの原因になります。
日本ではSPFの数値がUVB対策の目安になっています。
UVCについて
紫外線の中では1番波長が長い光です。
オゾン層で地表には届きにくとされています。